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大塚製薬

シリーズ大塚製薬物語

(3)カロリーメイト誕生秘話

宇宙食のコンセプトがヒントに

黄色いパッケージとそこに映える黒いロゴでおなじみのカロリーメイト。「バランス栄養食」と言うキャッチコピーの通り、たんぱく質・脂質・炭水化物(糖質)・ビタミン・ミネラルの5大栄養素をバランスよく含んでいます。最近でこそさまざまな「栄養調整食品」が店頭に並んでいますが、カロリーメイトがその先駆けであったことは言うまでもありません。

宇宙開発イメージそもそも大塚製薬は、医療分野の栄養療法において定評のある企業。入院患者の栄養補給のための点滴においては、他社の追随を許さないものがありました。その点滴から経口(口から栄養をとる)栄養食を開発するにあたって、ヒントとなったのが宇宙食だったのです。

当時はソ連が人工衛星スプートニク1号の打ち上げに成功(1957年)、アメリカがアポロ11号で月面着陸に成功するなど(1968年)、米ソの宇宙開発競争が熾烈を極めた時代。同時に、飛行中の栄養補給についても「必要な栄養素が入っていて消化吸収も良く、機内でかさばらないようコンパクトなもの」というコンセプトで開発が進められました。これが、大塚製薬が点滴から経口栄養食をつくりだすにあたっての大きなヒントとなり、医療用から食品のカロリーメイトへと形を変えて行ったのです。

忙しい現代人にぴったり

カロリーメイトが店頭に並んだのは1983年。最初のラインナップは缶(ミルク味;現在は販売されていない)とブロック(チーズ)でした。今でこそ「バランス栄養食」というカテゴリが消費者に受け入れられているものの、当時は「お菓子は美味しさを追求するもの」「ジュースは甘いもの」。そんな発想でつくられた商品に囲まれ、なかなかその存在意義を理解してもらえなかったそうです。

そんな中、いちはやくカロリーメイトに着目したのは、健康や栄養補給に気を遣うプロのスポーツ選手たち。彼らがカロリーメイトを使用する姿がTVや新聞で紹介されるにつれ、消費者の認識も変化していったのでした。

同時に私たちのライフスタイルも大きく変化。朝食の欠食・孤食化・深夜の食事など、食生活に関するさまざまな問題が浮かび上がっています。栄養の基本はふだんの食事でバランスの良い栄養を摂ることですが、忙しくてどうしても食べられない、夕食時間が遅いので小腹がすいてしまう、外食が多いので栄養バランスが不安、そんな時にはカロリーメイトが役に立ちます。

5大栄養素を含むだけでなくカロリー計算がしやすいため、あわただしい朝に、スポーツ時の栄養補給に、残業時に、塾通いの子どもの間食としておすすめです。


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