(8)ファイブミニ誕生秘話
機能性飲料の第1号!
現代は、「栄養」や「おいしさ」がじゅうぶんに満たされた飽食の時代。消費者の関心は「おいしいものをたくさん食べたい」から「食べ物、食べ方を工夫してより健康的になる」ことへと移り変わり、1980年代後半になるとつぎつぎに「機能性食品」という食品が登場しました。
大塚製薬の「ファイブミニ」は機能性飲料の第1号。「やまだかつてないおいしさ」というキャッチコピーで有名タレントが登場するCMを記憶されている方も多いのではないでしょうか。
「食物繊維入り、ノンカロリー」は世のヘルシー志向の女性から圧倒的支持を受けました。ビンはオシャレな透明で、視覚による購買意欲の効果を考えて色調はサーモンピンク。食物繊維の強化に加えビタミンCを300mg配合と、より女性に好まれる商品設計を配慮し、機能性飲料市場のパイオニアとしての地位を確立したのです。
日本人に不足している食物繊維を手軽に
「ファイブミニ」の登場は、世に食物繊維ブームを巻き起こしました。昔は「食べかす」などと言われ、ほとんど栄養的価値がないと思われていた食物繊維。ところがファイブミニによって、あらためてその健康効果が認識されることになったのです。食物繊維は胃や腸の中でゲル状の物質となって糖の吸収を遅らせたり、コレステロールの吸着を妨げるなど、飽食の現代人には欠かせないもの。なのに、私たちの食生活の中では他の栄養素にくらべてもかなり不足しているのです。
1996年には、「食生活で不足しがちな食物繊維を手軽にとり、おなかの調子を整える食物繊維飲料です」という許可表示で特定保健用食品(トクホ)を取得。
日本人に不足している栄養素、食物繊維を手軽に補充できるドリンクして、いまなお消費者に愛され続けています。