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シリーズ大塚製薬物語

(18)カロリーメイト誕生秘話<中編>

プロダクトマーケティングマネージャー 畑沢信爾氏アスリートにダイエット、そして非常食まで
発売当初は一般消費者に「これはお菓子?いったい何?」と不思議がられたという「カロリーメイト」。人気商品に化けるまでに、どんな道のりがあったのでしょうか。シリーズ2回目では、カロリーメイトがロングセラーとして今も愛される秘密を探ります。

プロダクトマーケティングマネージャー 畑沢信爾氏


意外なところから始まった、カロリーメイト人気

―発売当初、カロリーメイトはなかなか消費者に受け入れらなかったそうですが…。

アスリートイメージ畑沢氏 一般の消費者の方よりも先に、栄養の必要性をよく分かっている栄養士や医師の方々の間で受け入れていただけました。また、アスリートの方からの反応が良く、アスリートの方々の間でカロリーメイトが広まっていったのが転機となったように思います。

―アスリートは勝つために、とくに食事に気を配る必要があったわけですね。

畑沢氏 それでまず、アスリートの方々をターゲットとしようということで販売促進部隊を中心に、大学の運動部などで積極的に説明会を行いました。CMも有名なオリンピック選手を起用するなどして、一般消費者の中でも運動や栄養に関心の高い方の間でじょじょに受け入れられるようになっていきました。

―意外なところから人気に火がついたわけですね。

畑沢氏 当時、私が聞いた話なのですが、ある薬局で何ケースも買っていかれる方がいて、直接お話を聞かせて頂けたのですが、その方は農作業に従事されていて、カロリーメイトの缶タイプを飲むと重労働でも栄養ドリンク剤を飲むより体が長時間動くという実感があって、大量に購入されていたそうです。その方もきっとアスリートと同じで、カロリーメイトが体中に行き届いて栄養の源になっているのを体感されていたのでしょう。

間食から食事の替わりにも

―その後、どのようにして一般消費者に広まったのですか?

畑沢氏 起爆剤となったのは「ダイエット」です。世の中の女性のダイエットへの関心が高まっていましたが、無茶な食事制限をすると必要な栄養素が摂れなくなり、逆に美容に良くないというジレンマがありました。そこで食事替わりにカロリーメイトを摂ることで、健康的なダイエットができると提唱したのです。

―カロリー計算も簡単ですよね。

畑沢氏 そうなんです。実際に食べたもののカロリーを知るのは困難な面がありますが、カロリーメイトだと1本できっちり100kal。カロリー計算も簡単で、ダイエットに励む女性には非常に重宝されたようです。それまでお菓子感覚で食べていた方にも、栄養バランスのとれた食事・代替食として認められたというところでしょうか。

―災害時の非常食としても備蓄されていると聞きます。

畑沢氏 非常食としての使い方は、消費者の方からの実際の利用をヒントにした提案でした。神戸や新潟の震災時にも、カロリーメイトは非常食として活躍したようです。栄養バランスが良いことに加え、賞味期限が1年と長く備蓄するのに適しており、携帯性にも優れています。我々も思いつかなかったことですが、カロリーメイトの良さが消費者の間で、さまざまな形で認められていったということでしょう。

―さまざまな場面で愛される商品となったのですね。

次回は、カロリーメイトの栄養のすごさについて、他の食品との比較もまじえてお伝えします!

(⇒下編へと続く)


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