

更年期に感じるカラダの変調はさまざまですが代表的なものにホットフラッシュがあります。
顔や胸元が急にカーっと熱くなり、頬が赤くなったり大量の汗をかいたりする症状です。
なぜ、このような症状が起きるのでしょうか。それは、卵巣機能が衰えはじめると脳から「女性ホルモンを
出して」という指令が出されても分泌されにくくなり、脳が混乱して通常の何倍もの指令を出すからです。
そのために自律神経が乱れ、血流の拡張や収縮が不調になり、結果、大量の発汗などの症状が起きるのです。
ホットフラッシュの症状を軽減するには
どうしたらいいでしょう?
まず、日ごろからカラダを動かして全身から汗を出すようにしておくと、発汗が顔などに集中することが防げます。半身浴もおすすめです。血流が改善されて代謝がスムーズになるので、上半身ばかりがほてらずにすみます。
ホットフラッシュの現われ方には個人差があり、頻度や症状も様々です。また、ほかの疾患が隠れていることもあるので、
症状が重くつらい場合は病院を受診することも大事です。
「エクオール」にはホットフラッシュを軽減する働きがあることが確認されています。
実際に「エクオール」を3カ月摂取することでホットフラッシュの回数が約60%減少。
摂取を中止するとまた症状が出たという報告があります。
女性ホルモンは増やせませんが、生活習慣や心の持ちようで
カバーすることは可能です。日々の暮らしの中でできることを紹介します。
◆睡眠
睡眠時間を確保し、就寝前の食事、電子機器の使用を控える
などして熟睡する工夫を。
◆運動
こまめにストレッチしたり、カラダを動かして。血行が改善され心身が整います。
◆好奇心
アートやエンターテインメントなどに触れて。ワクワク感が毎日を新鮮にします。
これから先もずっとすこやかに生きていくために、
できることから始めてみましょう!