難消化性デキストリンという成分をご存知でしょうか。
「消化」と名がつくからにはカラダに関係する成分…??
実は私たちの健康にとって、とても心強い成分なんです。
それでは、その実力を見ていきましょう。
難消化性デキストリンは食物繊維
粘性や甘味は少なく、ほぼ透明。耐熱性・耐酸性に優れているのが特徴で、さまざまな食品に応用されています。
難消化性デキストリンは、日本人の食生活が欧米化し、食物繊維の役割が重視されるようになったため、不足しがちな食物繊維を補う目的で作られた背景があります。
難消化性デキストリンは読んで字のごとく、「消化しにくいデキストリン」ということになりますが、その性質を活かして、私たちのカラダで多くの働きをしています。
その働きのうち、今回は以下の2つを紹介します。
- ① 食後の血糖値上昇抑制作用
- ② 食後の血中中性脂肪上昇抑制作用
食物繊維の歴史は古代ギリシャにさかのぼります。
そのころから便秘予防に良いことは知られていたのですが、食物繊維は、「吸収されない」かつ「必要な栄養素まで出してしまう」食べ物のカスだと考えられていました。
健康にとって、役立つ栄養素ではないと考えられていたのです。
ところが最近では、食物繊維の研究が盛んになり、科学的にその働きが健康に役立つと認められるようになりました。
難消化性デキストリンの2つの健康作用
この小腸で吸収されるときに、難消化性デキストリンの働きで糖分の吸収を抑え、食後の血糖値の上昇をおだやかにすることがわかりました。
難消化性デキストリンを食事と共に摂取したヒト試験で、その作用は確認されています。
健常成人男性10名に対してうどん定食と一緒に難消化性デキストリン5g配合したお茶を摂取した場合、普通のお茶と一緒に摂取したときに比べて食後の血糖値の上昇がおだやかになる事が認められました。
お腹周りに脂肪がついたと感じる方や脂肪の多い食事を摂りがちな方などにも難消化性デキストリンは有効に働きます。
こちらも健康作用@と同様にヒト試験で、その作用は確認されています。
健常成人13名に対してハンバーガーとポテトと一緒に難消化性デキストリン5gを配合した飲料を摂取した場合、配合していない飲料を摂取した場合と比べて食後の中性脂肪値の上昇をおだやかにすることが認められました。
難消化性デキストリンの安全性は?
古くから食品に利用されていますが、その安全性はどうなのでしょうか?
実はアメリカの政府機関であるアメリカ食品医薬品局(FDA)では、難消化性デキストリンの1日の摂取量の上限を明確に定める必要がないほど安全な食品素材であると認めています。
さらに、過去の安全性を調べたヒト試験においても、試験中とくに問題となる症状はあらわれず、安全であると報告されています。
またその他の臨床検査値、特に血清たんぱく質、Ca(カルシウム)、Mg(マグネシウム)、Fe(鉄)などのミネラル濃度について、難消化性デキストリン摂取が原因となる変化はまったく認められなかったと報告されています。
そもそも、食物繊維はどれくらい摂った方がいいの?
それによりますと、男性21g以上、女性18g以上(ともに18〜64歳の場合)と記されています。
では身近な食品に置き換えて、食物繊維の量を見ていきましょう。
例えば食物繊維が豊富とされるごぼうは100gで5.7g、ひきわり納豆では100g(約2パック)で5.9gの食物繊維を摂ることができます。
ふだんの食事から食物繊維を意識して摂るようにしましょう。
- 食物繊維の1日の目標摂取量
- 18歳〜64歳の男性<21g以上>
- 18歳〜64歳の女性<18g以上>
食後の血糖値、血中中性脂肪が上がりやすく、
食物繊維が不足しがちな食生活
また、米や雑穀を食べなくなってきていることも影響しています。
改善すべき健康問題としてとらえ、食物繊維の積極的な摂取が推奨されています。
難消化性デキストリンをトクホで手軽に摂ろう!
中でもトクホは、健康の維持や増進に役立つことが科学的根拠に基づいて認められ、保健の効果(許可表示内容)を表示することができる食品として、国が個別に効果や安全性の審査を行い、消費者庁が許可をしたものです。
食後の血糖値が気になる方や、脂肪の多い食事を摂りがちな方の食生活の改善に、トクホ製品を活用してみてはいかがでしょうか。
特定保健用食品
賢者の食卓 ダブルサポート6g×30包
許可表示
本製品は食物繊維(難消化性デキストリン)の働きで、糖分や脂肪の吸収を抑えることにより、食後の血糖値や血中中性脂肪の上昇をおだやかにします。
食後の血糖値が気になる方や脂肪の多い食事を摂りがちな方の食生活の改善に役立ちます。1日の摂取目安量
1食あたり1包を、お飲み物に溶かして、食事とともにお召し上がりください。1日3包が目安です。
摂取上の注意
多量に摂取することにより、疾病が治癒するものではありません。
治療中の方は、医師などの専門家にご相談の上お召し上がりください。
体質・体調・飲み過ぎによりおなかがゆるくなることがあります。