「山積みの仕事や家事を、テキパキ片付けられたらなんて良いのだろう……」
そう感じたことはありませんか?
仕事や勉強がデキるといわれている人に「あの人は特別だから…」と、思ったことがある方もいるのではないでしょうか?
実は、生活の中でちょっとしたコツをつかめば、誰でも「デキる自分」生活が送れるのです。 デキる自分をつくる「仕事力アップの生活術」とはどのようなものだと思いますか? コツをご紹介いたしますので今の生活に活かして下さいね。
「寝る時間がない」「食事を食べる時間もない」という方がいますが、1日というものは、誰にでも平等に「24時間」あります。
仕事やプライベートでやることをいったん整理して、時間に当てはめてマネジメントをすれば、この24時間を、今よりもっと効率よく使えるようになれるのです。
マネジメントされた時間の合間には、リフレッシュタイムをつくりましょう。
リフレッシュしてリラックスした精神状態が、次の良い仕事につながりますよ。
リフレッシュにおすすめのストレッチをご紹介します。
腰とわき腹のストレッチで、縮んだ肋骨を解放しましょう。
深い呼吸ができて、リフレッシュ効果が高まりますよ。
1.背筋を伸ばして椅子に座る。
2.頭の上で、右手で左手首をつかむ。
3.息を吐きながら上半身を右側にゆっくり倒す。
4.続いて、息を吸いながら、ゆっくり元の位置に戻す。
5.左右交互に10往復繰り返す。
ほんの短い時間で行えて、リフレッシュ効果は抜群です。
あなたもぜひ、体力や気力の充実につながるすきまの「ゆとり」時間を作ってみてくださいね。
人間のカラダには、内臓の働きなどを司る体内時計が備わっています。この時計が乱れると変な時間にお腹が空いたり、眠くなったりすることも。
もちろん能率良く仕事を進めるためにも体内時計を意識したマネジメントは欠かせません。
体内時計を乱すことなく仕事に学習にしっかりとパフォーマンスを発揮するには、朝の過ごし方が重要です。
朝日を浴び、朝食を食べることでカラダと脳が目覚めて、1日を元気にスタートすることができるからです。
元気な朝を迎えるには、まず前夜の過ごし方を見直しましょう。
仕事力アップには、夜に頭やカラダをしっかり休ませることは重要です。
深夜まで起きていたり、だらだらと飲食をしたりしていませんか?
まずは今より少し早めに寝て、少し早めに起きるリズムをつくってみましょう。
さらに、朝の時間にゆとりを持ちましょう。 朝の時間を効率よく使ってゆとりの時間に散歩や体操などでちょっとカラダを動かせるといいですね。爽やかコンディションで1日をスタートできますよ。
仕事に学習にしっかりと実力を発揮するには、今日の疲れを明日に残さないよう、休養をマネジメントすることが大切です。
あなたは夜、どのように過ごしていますか?
夜の休養で重要なのは、まずは睡眠時間の確保です。
睡眠は疲れを癒し、カラダの機能をリセットしてくれます。
適度な睡眠時間は人によって違います。
長く寝ればいいというものではなく、翌日を元気に過ごせる時間があなたにとっての適度な時間です。
次に睡眠の質を上げる工夫をしましょう。
脳の温度の落差が大きいほど、眠りにつきやすいと言われています。
このシステムをうまく利用できるのが、入浴をしてから睡眠という流れです。
ぬるめの湯船にゆっくりめにつかってカラダを温め、冷めないうちに布団に入ると、カラダが冷えていくタイミングで良質な眠りにつけるのです。
入浴から睡眠のリズムを定番にし、睡眠中にカラダをきちんとリセットすることで、体調や体力を充実させ、仕事力アップを目指しましょう。
Q. 睡眠不足が続いた週、週末の朝の起床はどれが一番良いでしょうか?
1. 自然に起きるまで寝ている
2. 2〜3時間長く寝る
3. いつも通り起きて、昼寝する
A. 「3. いつも通り起きて、昼寝する」
寝不足が続いていても、長く寝過ぎると体内時計が乱れるので逆効果です。
いつもより長くても1時間プラスする程度にしましょう。
体内時計を乱さないためには、いつも通り起きて、昼寝するのが最適です。
食事や睡眠、入浴などでカラダを整える他に、カラダを動かすことも大切です。
活動量が少ないと消費エネルギーも減り、すると当然太りやすくなります。
そんな時、太らないように食事を控えてしまうと、栄養素が十分にとれないために、疲れやすくなったり、集中力が低下したりすることになります。
いずれも、コンディションの調整には悪影響です。
そこで、週1回のエクササイズデーをつくりましょう。
スポーツジムに通うのもいいですし、自分で筋トレ+ジョギングなどを組み合わせるのも良いですね。
ちょっと強度の高い運動も取り入れながら、1時間くらいカラダを動かせると効果的です。
「時間ができたらやろう…」では、いつまでも実行に結びつきません。
やると決めたら「この曜日はエクササイズデー」と決めて実行!
仕事やプライベートの過ごし方と一緒にエクササイズデーも予定に入れて、マネジメントしましょう。
運動にはカラダだけでなく、心をリフレッシュさせる効果もあるので、習慣化すれば仕事力UPに繋がってくると思いますよ。
良いコンディションで仕事に集中して仕事力をアップするには、やはり毎日の食事が重要です。
私たちのカラダは毎日食べたものから作られているということを、再認識しましょう。
そして食事は、カラダを作るだけでなく、パフォーマンス向上に大きな影響を与えます。
「わかっていても毎日バランスを考えて食事をとるのは難しい…」と思っていませんか?
実は、わたしたちのカラダには自然に備わったバランス調整機能があるので、1日の栄養バランスの乱れがすぐに体調にあらわれることはありません。
特に病気がある場合を除いて、栄養バランスは週単位でざっくりと見ることだけでもやってみましょう。
そこで、週1回の食事メンテナンスデーをつくりましょう。
週に1回、1週間の食生活を振り返って、食べ過ぎたもの、不足しているものをピックアップする日です。
例えば…
・食べ過ぎたもの=お菓子、お肉
・不足しているもの=野菜、魚
と思ったら、週末はお菓子とお肉は控えて、野菜と魚をしっかり食べるようにしましょう。
ざっくりとしたバランス調整ですが、やるとやらないでは、コンディションへの影響も違いますよ。
なんだかやる気がでない…という方も、できそうなコツを選んでまずは1週間試してみてください。
体内時計を意識した暮らし方や、食事や活動量の調整で、カラダが軽くなる、テキパキと仕事や家事をこなせる、などよい変化があるはずですよ。
仕事や家事がスムーズに片付けば、趣味や遊びの時間も作れるようになりますね。
本来持っているカラダのチカラをフルに機能させて、充実した日々を過ごして下さいね。
監修者:管理栄養士/健康運動指導士/食コンディショニングトレーナー 小島美和子