思うように眠れない。
月曜の朝がつらい。何か対策をしたい、、、
そんな方のために、睡眠の質を高め、
すっきりした目覚め感をサポートしてくれる
成分が発見されました。
その名は「アスパラガス由来含プロリン-3-アルキル
ジケトピペラジン」(以下、アスパラプロリン)。
睡眠の悩みを抱える現代人にとって心強い成分の、
実力を見ていきましょう。
睡眠の質を高め、睡眠リズムをサポートしてくれる注目の成分「アスパラガス由来プロリン-3-アルキルジケトピペラジン(シクロ(L-ロイシル-L-プロリル)、シクロ(L-フェニルアラニル-L-プロリル)、シクロ(L-チロシル-L-プロリル)として)」というペプチド、を、通称「アスパラプロリン」と呼びます。
出荷時に切り落とされて通常は食べることのないアスパラガスの茎の下位の部分を加熱・酵素処理することで得られます。このアスパラプロリンが、 体内リズム(体内時計)の乱れが原因で生じる、睡眠の問題解決に役立つことがわかりました。
ここでは、アスパラプロリンのパワーと、現代の日本人が抱える睡眠の問題と体内時計がつかさどる睡眠の仕組みについて、詳しく説明していきます。
睡眠は、1 日の疲れをとり、心身をメンテナンスするのに欠かせない健康維持の要。しかし、厚生労働省が実施した国民健康・栄養調査では、実に日本人の 5 人に 1 人が、「睡眠の質に満足していない」ことが判明(図 1)。質の悪い睡眠は生活習慣病の罹患リスクを高め、かつ症状を悪化させることもわかっており、睡眠の改善は現代社会において解決すべき大きなテーマになっているのです。

日本居住の成人男女約7123人が対象。この1カ月間に週3回以上あったことを選択させた。
(平成25年国民健康・栄養調査結果の概要)
眠れない原因は人によって様々ですが、主には以下の要因が考えられています。
上記のうち、現代社会において特に深刻化してるのが、夜間の騒音や光、また寝室の温度や湿度による「環境」、夜型生活、平日・休日の就寝・起床時刻のずれなどからくる「体内時計の乱れ」です。厚生労働省の「健康づくりのための睡眠指針2014〜睡眠12箇条〜」の中でも、良い睡眠のために「環境づくりの重要性」や「体内時計のリズムを保つこと」の重要性が掲げられ、「体内時計」の乱れに警鐘が鳴らされているのです。
睡眠と密接な関係のある、体内時計―。
朝は太陽の光とともに目覚めて活動し、夜(午後9〜10時頃)になると脳から睡眠ホルモン・メラトニンが分泌されて眠気がおきて眠る……このように私たちの体には「昼」と「夜」の環境の違いに対応する体内リズムが存在することが分かっています。人間の体温や血圧、脈拍、各種ホルモンの分泌にも約24時間のリズムがあり、成長や修復のための細胞分裂、免疫や代謝までもがその影響を受けています。この調節を行う体内リズムを、体内時計と言います。
睡眠トラブルを引き起こす「体内リズム(体内時計)の乱れ」の原因は、身の回りに多くあります。夜更かし、朝寝坊、シフト勤務、深夜残業や休日の寝だめ。その結果、体内リズムが乱れていくのです。
特に、平日と休日の就寝・起床時刻のズレが大きくなると、休日明けだけでなく普通の睡眠にも不調を強く感じる傾向があることが、以下の図表からもわかるかと思います。

各質問項目について、「非常にあてはまる」「かなりあてはまる」「ややあてはまる」「どちらでもない」「ややあてはまらない」「かなりあてはまらない」「非常にあてはまらない」の7段階から選択。ソーシャル・ジェットラグ時間帯別の、「非常にあてはまる」「かなりあてはまる」のどちらかに該当する人の割合を示した。
2016年9月大塚製薬調査(実査委託先:楽天リサーチ)回答者807人(男性345人、女性462)
1度ずれてしまった体内リズムをもとに戻すのは容易なことではありません。例えば、休日の2日間朝寝坊しただけで、体内時計が30〜45分遅れてしまうことが、複数の試験で確認されています。パイロットを対象とする、時差ぼけが睡眠に与える影響をみた試験では、1時間の体内時計のずれを修正するには約1日かかるということが示されています。朝寝坊していったんリズムが乱れてしまうと、休日明けの月曜は、体がつらくてぼんやりとするのは体内時計が遅れているためなのです。
「なかなか寝つけない」「すぐに目覚めてしまう」と睡眠の悩みを抱える方は、ついつい早く寝ついて、長く眠るにはどうすればいいか?と考えがちです。しかし、睡眠時間は長ければよいというものではないことが最近わかってきました。
良い睡眠というのは長く眠ることではなく、たとえ短時間でもぐっすり眠り、すっきり目覚める、つまり体内リズムと、睡眠リズムを整えることなのです。
現代社会では、“平日と休日の就寝・起床時刻のズレ”による体内リズムの乱れが、これまでになく起こりやすくなっています。もちろん、就寝・起床リズムを整えるために、生活習慣を整える努力は欠かせませんが、食品成分でも「過不足のない睡眠時間がとれるようになるか」、「寝つきがよくなり熟睡感が得られるか」、「目覚めがよく、日中元気に過ごせるか」といった睡眠問題の解決を目的に、これまでにもさまざまな研究が行われてきました。
しかし、睡眠問題の根底にある体内リズムの乱れから改善を図るアプローチは、ほとんど見当たりませんでした。この新しいアプローチで睡眠問題を解決しようと研究を続けた結果、大塚製薬が注目したのが「アスパラガス」です。
アスパラガスは、栄養ドリンク剤などの強壮成分「アスパラギン酸」のもととなる「アスパラギン」(注1) や、ポリフェノールを豊富に含むヘルシー野菜。栄養成分「ルチン」も、100グラム当たりの含有量ではそば粉を上回る(注2)ほど、アスパラガスは健康をサポートする強い味方なのです。
(注1)アミノ酸の一種。アスパラギン酸はアスパラギンを加水分解すると生成する。
(注2)日本食品科学工学会誌, 2001, 48(6), 449-52.
そんな栄養豊富なアスパラガスですから、もっと現代の日本人の健康維持・増進に役立つ機能があるのでは? と研究を進めたところ、有望な成分がアスパラガスから見つかりました。
それが、体内リズムのひとつである就寝・起床リズムを整えて、睡眠の改善をサポートすると考えられている 「アスパラガス由来プロリン-3-アルキルジケトピペラジン(シクロ(L-ロイシル-L-プロリル)、シクロ(Lフェニルアラニル-L-プロリル)、シクロ(L-チロシル-L-プロリル)として)」(通称、アスパラプロリン) です。
なお、この成分は、アスパラガスを特別な方法(アスパラガスの茎の下位の部分の加熱・酵素処理)で加工することで得られるものであり、アスパラガスをそのまま食べても同様の効果は期待できません。
アスパラプロリンのパワーを示す、臨床試験の結果をご紹介します。
多忙な人ほど休日は疲れをとるために朝遅くまで寝て睡眠不足を解消しようとしてしまうー。それがかえって体内リズムを乱してしまい、休日明けにぼんやりしたり、気分がすぐれない状態に陥りがちです。平日と休日の就寝・起床時刻のズレが大きい人ほど、睡眠の不調を抱えているというデータもあります。
そこで、「“平日と休日の就寝・起床時刻のズレ”があると判定された健康な人」にアスパラプロリンを2週間 摂取してもらい、その効果を調べました。被験者には腕時計型の活動量計を装着してもらい、起床時刻や入眠時刻を詳細に調べたところ、アスパラプロリンの摂取によって、休日の起床時刻が早まることが確認できました(図3)。

土日が休日の日勤者で、「ミュンヘンクロノタイプ質問紙(MCTQ)」でソーシャル・ジェットラグがあると判定された健康な男女44人(平均37.9歳)が対象。ソーシャル・ジェットラグ時間の平均は95.4分。アスパラプロリン55μg(酵素処理アスパラガス抽出物「ETAS®」として150mg)を含む顆粒か、偽の顆粒(対象食品)を、1日1回、夕食後から就寝までの間に摂取した場合を比較。腕に装着した活動量計のデータから入眠時刻と起床時刻を算出した。試験前1週間に含まれる休日(摂取前)と、摂取から2週目の1週間(摂取後)に含まれる休日で比較すると、摂取後の休日の起床時刻が、アスパラプロリンの摂取によって有意に早くなった。入眠時刻には差がなかった。(Jpn Pharmacol Ther.2016;44(5):743-50.)
さらに、アスパラプロリンを摂取することで休日明けの寝覚め感や睡眠の質が改善(図 4)。この試験では、「SF-36」という評価法を用いて休日明けの健康関連の生活の質(QOL)も調べていますが、気分を評価する「心の健康」が有意に改善していました(P=0.016)。

図3と同じ試験。月曜の起床時、「セントマリー病院睡眠調査票(SMH)」で自己評価した寝覚め、「Visual Analogue Scale(VAS)」で自己評価した睡眠の質は、どちらも有意に改善した。(Jpn Pharmacol Ther.2016;44(5):743-50.)
これらの結果から、アスパラプロリンは“平日と休日の就寝・起床時刻のズレ”によって生じる休日明けの不調の解消に役立ち、朝のすっきりとした目覚めを実現する可能性が示されました。
なお、この試験では、アスパラプロリンの摂取に関連する体調不良などの有害事象は認められませんでした。12週間の長期摂取試験や 5 倍量の過剰摂取試験においても、安全性に問題がないことを確認しています(大塚製薬社内データ)。
このように、睡眠リズムを整える食品成分・アスパラプロリンは、現代人の眠りの悩みを手軽に軽減する一助となる効果が期待できるのです。
アスパラプロリンを含む機能性表示食品「賢者の快眠 睡眠リズムサポート」を摂ることで、以下の睡眠・生活リズムをサポートします。
-睡眠の質を高める(スッキリした目覚め感)
-就寝・起床リズムを整える
-休日明けのおだやかな気持ちの維持
-希望する時間より早く目覚めてしまうことを和らげる
届出表示:本品にはアスパラガス由来含プロリン-3-アルキルジケトピペラジン(シクロ(L-ロイシル-L-プロリル)、シクロ(L-フェニルアラニル-L-プロリル)、シクロ(L-チロシル-L-プロリル)として)が含まれており、就寝・起床リズムを整えることにより、睡眠の質を高めること(スッキリした目覚め感)や、休日明け(月曜 日)の心の健康(楽しく、おだやかな気持)の維持をサポートします。また、健康に良い睡眠の維持を助ける (希望する時間より早く目覚めてしまうことを和らげる)機能が報告されています。
体内リズムを整えることで睡眠の質を高め、充実した毎日をエンジョイしましょう。