
- 田中
- お久しぶりです!今日は私たちプロのインストラクターの立場から、フィットネス・トレーニングに興味のある方たちに向けてアドバイスをする、という企画で集まりました。お二人もジムやフィットネスクラブでいろいろなレッスンの指導をされてますけど、まずは初心者の方に向けてのアドバイス、というテーマで話しましょうか。
- 今野
- そうですね。レッスンを初めて受けた、あるいはこれからやってみようと思っている人って、やはり目的があると思うんですよ。ダイエットをしたいとか、もっと健康になりたいとか……。
- 原田
- そうそう。でも、せっかく始めてもすぐにやめてしまっては何も残らない。だから初心者の人たちにとって何よりも大事なのは、継続すること、ですよね。そのためにはレッスンやトレーニングが楽しいと思えること、それが大前提じゃないかしら。
- 田中
- 私もそう思う。トレーニングにもいろいろなメニューがあるから、初心者の方だったら、まずその中でちょっとやってみたいとか、ちょっと興味がある、そういったものをセレクトしていくつか体験してみて、自分に合ったものを見つけるのがおすすめの方法かな。
- 今野
- 今までまったく運動をしていなかった人でも、体を動かすことで何かを感じることができるはず。楽しむことを前提に、フィットネスやトレーニングなどを体験して、「あ、自分の体が変わってきた!」とわかれば、それが自信になって、もっと運動をしたいという連鎖が起こる。それが継続につながっていくと思う。
- 原田
- ただ、はじめに突っ走りすぎると、息切れしてしまう人も多い(笑)。最初は一生懸命だったのに、半年くらいでパタッとこなくなる生徒さんがけっこういますよ。
- 田中
- 頑張りすぎて、燃え尽きてしまうってあるよね。たとえば翌日、筋肉痛が起こる。痛い、辛い。それだけでも楽しめなくなって、「もういいや」になったりしてしまうのね。だから最初の頃は週1回のレッスンにするとか、あまりハードなものは選ばないとか、自分の体調を見ながら、余力を残す、疲れすぎない、というのも大事。
- 今野
- 運動をネガティブに考える人もいますよね。筋肉痛がイヤ、汗をかくのが嫌いとか……。でも筋肉痛が起こるということは自分の体が変化していると考えて、筋肉痛を恐れないことも大事だと思う。ネガティブ要素が実はいいことなんだって知ってほしい。
あと、トレーニングを始めた当初はまだ体が十分にできていないので、無理しすぎると怪我にもつながる。だからこそ自己流ではなく、正しい指導をきちんと受けて、正しいフォームを身につけ、そこから継続していくのがベスト。
- 原田
- 疲れにくくする、筋肉疲労を起こさない、怪我をしない、というケアも重要。その意味でもサプリメントを上手に取り入れていくのが大事だと思います。私自身もハードなレッスンが続くときは必ず「アミノバリュー」をレッスン前、レッスン中など積極的に飲んでいますが、スポーツを始めたばかりの人にもおすすめだと思いますよ。
- 田中
- ところで、最近のフィットネスやトレーニングの傾向を、どんな風に感じてる?
- 原田
- ここ3、4年、ヨガの人気が顕著。男性の生徒さんもけっこう多くなってるし……。
- 田中
- 私も、ヨガがすごく流行っているって印象はある。スポーツクラブなどでも以前はエアロビクスのレッスンの割合が多かったけれど、今は多様化して、同じヨガでもいろいろなレッスンがあって、選びやすくなった。
- 原田
- なかでもトレーニング要素が強いヨガは人気が高い傾向にあるみたい。
- 今野
- ヨガもそうなんだけど、全体的な傾向として、いい体を作りたい、ボディメイクをしたいという意識を持った生徒さんが増えているってことだと思う。
- 原田
- そうそう。最近、ファンクショントレーニングなんかも人気でしょ。
- 田中
- じゃあ、理想のボディメイクをするためのアドバイスを!
- 原田
-
う〜ん、ボディメイクを意識するなら、やはりトレーニングと有酸素運動をバランスよく行うのが一番のポイントだと思う。トレーニングではダンベルとかマシンを使って筋肉に負荷をかけるトレーニング。体を大きくしたくない人はインナーマッスルの強化やピラティスなどでしなやかな体づくりをする。さらに有酸素運動では、エアロビクスやウォーキングで心拍数を上げて脂肪を燃焼させる。心肺機能を向上させるので体を芯から強くする効果もあります。
- 今野
- それに加えて、ボディメイクを意識するなら、それぞれこういう体になりたいとイメージを持つだろうけど、それを自己流で近づけるのはかなり難しい。どこの筋肉が弱くて、どこを強化したらいいか、どんなトレーニングが有効かは、やはり専門家に相談したほうが絶対いい。私たちもその人になりたい自分をイメージしてもらって、それにしっかり耳を傾けて、どういう方法があるかを提案してます。
- 田中
-
やはり専門家と一緒にやるのが、一番結果を出しやすいですよね。結果が出てくると、体づくりが楽しくなって、自分の体を見るのが好きになる。そうするとどんどん意識が高くなって、日常の生活スタイルや食事などにも気を配るようになる。ここまでくれば、もうあとは自分の理想の体を手に入れるだけ!




- 田中
- トレーニング以外で、特に気を配りたいことはどう?食事とか、二人にも自分なりのこだわりがあると思うけど……。
- 原田
- 私自身、インストラクターになって食への意識がすごく変わって……。普段心がけているのは、トレーニング後の30分以内には必ずタンパク質を摂取して筋肉のストレスを減らすこと。さらにエネルギー源になる炭水化物、汗をかくのでカリウムやナトリウムも補って……と、いろいろなことを考えていくと、自然とバランスのよい食事になる。それでも摂取が難しいものは、プラスしてサプリメント、ですね。
- 田中
-
体を作っていく上での理想は高タンパク低カロリーだけど、タンパク質って積極的に摂らないとなかなか摂れないじゃない。体重が50キロの人なら1日50グラムが基本だけど、運動している人なら150グラムは欲しい。でもそれを普通の食事から摂ろうとすると脂肪や糖分も摂りすぎてしまうので、プロテインなどのサプリメントが必要になってくるのよね。
- 今野
- そうしたことももちろんだけど、私のこだわりは、体が欲しているものは、体が必要なものなのだと考えて、食べたいと欲しているものに耳を傾けること。運動をした後、筋トレした後に、お肉が食べたい、フルーツが食べたいと思えば、ガッツリ食べていますよ。
- 田中
-
日常のケアでいうと、疲れを残さないことも大事ですよね。基本は、レッスン後にきちんとストレッチをすることで筋肉の疲れをとるということかな。特に最近、筋膜ストレッチが注目されているけれど、あれ、けっこうおすすめよね。
- 今野
- 私も筋膜ストレッチ、やってます!
- 原田
- 私はトレーニングの時のコンディションをサポートするアミノ酸BCAAに注目しています。だいぶ以前になるけど、生徒さんの1人が「レッスン中によく身体がついていけなくなるって言ってたんですが、BCAAを摂ってからレッスンを受けたら大丈夫だった」という話を聞いたのをきっかけに「アミノバリュー」を飲むようになりました。今はレッスン30分前に顆粒の「アミノバリュー」をグッと飲んで、レッスン中にも必ずペットボトルタイプを数本、持参しています。
- 田中
-
私はもう7、8年前から愛飲していて、原田さんと同じで30分前に1本、レッスン中に1本と、さらに今日は身体が重たい!と感じたときは夜寝る前にも飲むと、安心して次の日の朝が迎えられる(笑)。
- 今野
-
フィットネスクラブやジムの自動販売機には必ずあるから、もうすっかりおなじみですよね。ちょっと余談だけど、最近スタンドアップパトルボードにはまってるんです。パドルを漕ぐのってけっこうハードで筋肉も使うから、私の場合、他のスポーツでも「アミノバリュー」が活躍してます!
- 田中
-
私たちインストラクターにとってはもう欠かせない1本だけど、生徒さんたちの間でもちょっと意識の高い人たちの中ではすっかり定着していて、感心させられますよね。私たちもプロとして負けないように、これからも元気に頑張りましょう
- 頑張りましょう!


