食物繊維は、今や食生活になくてはならないものとして認知されていますが、かつては、栄養学的に無用なものとされていました。しかし1970年代、食物繊維には腸を整え、糖の吸収を遅らせたり、コレステロールの吸着を防げるなど、健康を保つうえで重要な機能があることが証明され、注目されはじめました。
日本人の食物繊維の摂取量は減少傾向で、1947年の日本人1人1日あたりの食物繊維摂取量は 27.4g。それが1960年には、17.42gと20gを下回り、1980年には15.7gと年々低下の一途をたどっていました。戦後の生活習慣や食生活の変化によって、食物繊維が豊富な野菜、くだもの、海藻、きのこといった食品が食卓へ登場する頻度が減り、逆に肉や魚などの食物繊維がほとんど含まれない動物性食品を食べる機会が増えたことが大きな要因でした。
そこで、大塚製薬では1986年、「おいしく手軽に食物繊維が摂れる飲料を開発する」というコンセプトの下、研究開発をスタートさせました。研究にあたったのは、当時としては珍しい女性研究者3人のプロジェクトチーム。
「女性にこそ食物繊維を摂ってほしい」、そんな思いから試行錯誤の末、1日当たりの食物繊維の摂取目標量と平均摂取量の差を1本で補うことができる飲料にすることを目指しました。その結果、飲料中の食物繊維量を5gに設定しました。
当時は、小瓶で飲む飲料というと、サラリーマンなどの男性イメージが強い時代でした。そこで、女性が手に取りやすいように、オレンジの透き通った液色、微炭酸の爽やかな味わい、飲みきりサイズのかわいいボトルにしました。そうして1988年に完成したのが初代ファイブミニです。
「女性にこそ食物繊維を摂ってほしい」、そんな思いから試行錯誤の末、1日当たりの食物繊維の摂取目標量と平均摂取量の差を1本で補うことができる飲料にすることを目指しました。その結果、飲料中の食物繊維量を5gに設定しました。
当時は、小瓶で飲む飲料というと、サラリーマンなどの男性イメージが強い時代でした。そこで、女性が手に取りやすいように、オレンジの透き通った液色、微炭酸の爽やかな味わい、飲みきりサイズのかわいいボトルにしました。そうして1988年に完成したのが初代ファイブミニです。
ファイブミニの登場は、世に食物繊維ブームを巻き起こしました。昔はほとんど栄養的価値がないと思われていた食物繊維ですが、ファイブミニによってあらためてその健康効果が認識されることになったのです。ファイブミニは瞬く間に女性の支持を集め「食物繊維飲料」という新しいカテゴリーを確立させ、発売以来、日本人が不足しがちな成分、食物繊維を手軽に補給できるドリンクとして、今もなお愛され続けています。
1991年に特定保健用食品の制度が制定されてから5年後の1996年には食物繊維を6gに増量するとともに、実験データを揃え、おなかの調子を整える食物繊維飲料としていち早く特定保健用食品の許可を取得しました。
また、2017年4月にロゴ・デザインを一新しリニューアル。色素にリコピン(トマト色素)を使用することで、液色がオレンジからピンクへ変わりました。
また、2017年4月にロゴ・デザインを一新しリニューアル。色素にリコピン(トマト色素)を使用することで、液色がオレンジからピンクへ変わりました。