このサプリメントは、月経前というデリケートな期間を快適に過ごしてもらうためのもの。
周期的な体調の変化に合わせ、必要なタイミングで摂取できるということに加え、安全性にも配慮することが絶対の条件です。
周期的な体調の変化に合わせ、必要なタイミングで摂取できるということに加え、安全性にも配慮することが絶対の条件です。
リラックス効果を謳う既存のハーブやアロマグッズなどとは異なる、科学的根拠をもった製品でなければ、大塚製薬が出す意味がないという考えのもと、サプリメントの成分探しがスタートしました。
試行錯誤を繰り返す中、研究員は再度、調査を実施。今度は対象者を変え、163名の女子大生に協力を依頼し、生理前の多様な体調変化を探っていきました。
・シャキッとできない、キビキビ動けない
・身体も心も重くてモヤモヤ。もったりしちゃう
・いつものことをやるにも「だるいな」と感じる
・昼間からぼーっとする
・ダイエットの効果が出ず、ウエスト周りがきつく感じる
・少しのことで怒ってしまう
・なんだかメイクが崩れやすい
・ニキビができやすい
予想をはるかに超える様々な心身の変化が存在する中、月経前の女性を快適にする成分は果たしてあるのか…。考え続けた研究員はひとつの思いにたどり着きます。
「ポカリスエット」で、“体内の水分量”の研究を続けてきた大塚製薬だからこそ生み出せるサプリメントがあるのではないか?
「ポカリスエット」で、“体内の水分量”の研究を続けてきた大塚製薬だからこそ生み出せるサプリメントがあるのではないか?
アプローチの方向性が決まっても、見合った成分はなかなか見つかりませんでした。
大きな前進があったのは、開発開始から5年目の2001年。
「トコエル」だけでなく「エクエル」の研究も難航していたこの年、研究員は国際学会に参加していました。学会会場で目に留まったのは、発表演題のポスターに書かれた「γ-トコフェロール」の文字。
その内容はγ-トコフェロールの働きと月経前の体調変化を関連づけたものではなかったものの、研究員は「この成分が使えるかもしれない!」とひらめいたのです。
γ-トコフェロールはビタミンEの一種。ビタミンEは8種類存在しており、もっとも広く知られているのはα-トコフェロールです。ややマイナーなγ-トコフェロールに関する研究も存在はしていましたが、研究員は、成分の働きを調べるところから取り掛かりました。
他者の論文やデータがあっても、改めて自分たちの目で確かめる
――それが、大塚製薬のポリシーなのです。
最初は、月経のない男性を被験者にしてγ-トコフェロールの体内での働きを調べ、その後、女性の被験者で月経前の身体にはどう影響するかを確認。約2年の研究を経て、γ-トコフェロールをサプリメントの主成分とすることが決まりました。
サプリメントの主成分は、γ-トコフェロールに。ただ、それだけでは十分ではないと考えた研究員は、さらに社内の様々な部門や外部の研究者ともに、他にどのような成分を加えるかの検討を行いました。
その結果、植物油に含まれる「γ-トコトリエノール」の配合を決定。この成分もビタミンEの一種で、γ-トコフェロールと同じく体内で代謝を助ける働きを持っています。2つの“γ-トコ”を一緒に摂取することで、月経前の体調の変化を穏やかにする作用が期待できるのです。
女性の健康と美容をサポートする成分として、大塚製薬が研究を続けてきた「エクオール」も配合しました。
そしてもう1つ加えたのが、長年、日本人女性に不足している「カルシウム」です。骨の健康だけでなく気分の変化にも関係するといわれるこのミネラルを、手軽に補って欲しいと考えました。
そしてもう1つ加えたのが、長年、日本人女性に不足している「カルシウム」です。骨の健康だけでなく気分の変化にも関係するといわれるこのミネラルを、手軽に補って欲しいと考えました。
こうして、女性達が抱える月経前の心身の変化をサポートすることはもちろん、将来の健康リスクまでも配慮し、γ-トコフェロール、γ-トコトリエノール、エクオール、カルシウムの4つの成分を配合した複合型サプリメントという仕様が決定しました。