実際にサプリメントが出来上がると、今度は月経前の心身の変化を感じる女性に参加いただき、月経前のタイミングで施設に宿泊してもらい、臨床試験が行われました。
検査施設では365日年中無休の受け入れ態勢が求められる上、1週間単位で複数回実施する滞在型の試験に参加してくれる被験者の確保が大きなハードルとなりました。
納得できるデータを示せる、“確かな成分”を“必要な量”含むサプリメントを――安全性の確認、科学的根拠に基づくデータを得るための臨床試験は、約3年もの月日を要しました。
検査施設では365日年中無休の受け入れ態勢が求められる上、1週間単位で複数回実施する滞在型の試験に参加してくれる被験者の確保が大きなハードルとなりました。
納得できるデータを示せる、“確かな成分”を“必要な量”含むサプリメントを――安全性の確認、科学的根拠に基づくデータを得るための臨床試験は、約3年もの月日を要しました。
臨床試験のデータが集まり、食品としての安全性も確認し、やっと発売が決まったのは2020年。
多くの産婦人科医院や大学病院の医師からも、「サプリメントなら、若い人でも気軽に始めやすい」という評価をいただきました。
多くの産婦人科医院や大学病院の医師からも、「サプリメントなら、若い人でも気軽に始めやすい」という評価をいただきました。
サプリメントは、4つの成分それぞれの特性を考え、ソフトカプセルとタブレットにわけて配合し、1日目安量の3粒を1袋に包装しました。
γ-トコフェロール、γ-トコトリエノールは透明感のあるソフトカプセルとする一方、エクオールとカルシウムは大豆をイメージした2粒のタブレットという異なる形状にすることで、品質の維持と飲みやすさ、更には個包装で持ち運びの利便性にも配慮しました。
製品パッケージにある2つの円形を組み合わせたシンボルマークは、月経をイメージし、月の満ち欠けがモチーフです。
パッケージのオレンジ色の“月の窓”からは、小袋の小さな月の顔をちらりと覗かせます。
1日分の摂取目安量が分かりやすい個包装や、女性を意識した親しみやすいデザインも、「月経前を少しでもハッピーに過ごして欲しい」という思いから発想されたものです。
さらに名前は、主成分であるγ-トコフェロールの「トコ」と、フランス語で女性を意味する「エル」を合わせて「トコエル(tocoelle)」と命名。
エクオール含有食品のパイオニアとして、既に多くの方にご愛用いただいている「エクエル」とともに、「大塚製薬のエルシリーズ」として女性のライフステージに寄り添い、自分らしく、心地よく前を向ける毎日をサポートするという想いが詰まっています。
エクオール含有食品のパイオニアとして、既に多くの方にご愛用いただいている「エクエル」とともに、「大塚製薬のエルシリーズ」として女性のライフステージに寄り添い、自分らしく、心地よく前を向ける毎日をサポートするという想いが詰まっています。
月経前の心身の変化を、「我慢しなければならないもの」から「自ら対処できるもの」へ。
そして「自分の身体を知り気遣う」ことを、当たり前の文化に。
すべては、女性がいつでも自分らしく、生き生きと過ごせる社会のために。
「トコエル」には、そんな未来への願いと25年に及ぶ研究開発の成果が込められています。
2021年、月経前の女性の変化をやさしくサポートする「トコエル」は、ついに発売となりました。
【研究員】
大塚製薬株式会社 佐賀栄養製品研究所
上野 友美(うえの ともみ)