ゆらぎ世代の女性の心身の変化。そんな心身の変化をサポートし、女性に快適な毎日を送ってほしい――そんな願いから、1996年、新しい製品を開発するプロジェクトがスタートしました。
研究チームがまず取り組んだのが大豆の研究でした。
研究チームがまず取り組んだのが大豆の研究でした。
大豆には、大豆イソフラボンというポリフェノールが豊富に含まれていて、健康や美容をサポートすることができると考えられてきました。
そこで、「大豆イソフラボンの機能を盛り込んだサプリメント」をコンセプトに研究がスタートしました。
しかし、研究チームは早速、2つの問題にぶつかります。
1つ目は、「すでに大豆をたくさん食べる習慣のある日本でわざわざ大豆のサプリメントを製品化する必要があるのか」ということでした。日本には豆腐や納豆などの食品、味噌や醤油など調味料にいたるまで大豆を摂る食文化が根づいています。日頃、親しんでいるからこそ、大豆を素材にしたもっと画期的な製品が求められているのでは?と考えたのです。
1つ目は、「すでに大豆をたくさん食べる習慣のある日本でわざわざ大豆のサプリメントを製品化する必要があるのか」ということでした。日本には豆腐や納豆などの食品、味噌や醤油など調味料にいたるまで大豆を摂る食文化が根づいています。日頃、親しんでいるからこそ、大豆を素材にしたもっと画期的な製品が求められているのでは?と考えたのです。
2つ目の問題は、大豆イソフラボンの作用には個人差があり、体感しやすい人としにくい人がいるということです。では体感しやすいのはどんな人なのか、それが解明されれば、誰にでも体感できる製品ができるはずです。
大豆イソフラボンにはまだ知られていないことがある。大豆イソフラボンの新しい可能性が解明されれば、今までにない製品ができる。私たちはどこにもない製品をつくって女性をサポートしたい――研究チームは決意しました。
大豆イソフラボンにはまだ知られていないことがある。大豆イソフラボンの新しい可能性が解明されれば、今までにない製品ができる。私たちはどこにもない製品をつくって女性をサポートしたい――研究チームは決意しました。
大豆イソフラボンは「ダイゼイン」「グリシテイン」「ゲニステイン」の3種類に大別され、そのうちの「ダイゼイン」は腸内細菌によって代謝されると「エクオール」という物質に変化します。注目したのが、その「エクオール」。1930年代に英国で発見されたものの、2000年代になるまであまり研究されていなかった成分です。
「エクオール」は、大豆イソフラボンの一種のダイゼインが腸内細菌の働きによって生まれます。研究を進めるうち、大豆イソフラボンの力の源は、エクオールだと考えられるようになりました。
大塚製薬 佐賀栄養製品研究所
エクオールをつくる腸内細菌はすべての人の腸内にいるわけではなく、日本人の約50%がその細菌を持たないと言われています。つまり、2人に1人は腸内でエクオールをつくれないのです。大豆イソフラボンの作用に個人差があるのは、エクオールをつくれる人とつくれない人の差がひとつの要因だとわかりました。
ということは、エクオールを外から補える製品をつくれば、エクオールがつくれない人も、快適に生活することができます。エクオールをつくれる人も腸内環境が悪くなった時にはエクオールがつくれていないことがあるため、やはりエクオールを補うことは大事なのです。