
点滴を飲み物に!? メキシコ出張での実体験から
「飲む点滴液」―そのアイデアにみんな胸が高鳴りました。だって点滴液の製造は自分たちの得意分野。そして、彼らは商品のコンセプトと時代のニーズが合うタイミングをじっと待つのでした。
偶然から生まれた、摩訶不思議な『汗の飲料』
なぜ『汗の飲料』なのか?じつは、汗をかいて失われるのは水分と電解質。つまり、失われた汗の成分を手軽に補給できる飲み物があればヒットすると考えたのです。また、たくさんの人に飲んでもらえるようにと、スポーツ飲料ではなく日常生活の中で飲む健康飲料を目指したのでした。

研究してわかったのは汗には種類があること。日常における汗の塩分濃度はスポーツの後よりも低い。そこで日常の汗の成分を再現して試作したものの、苦くてあまりおいしくない。「成分を変えずに苦みを消し、しかも甘味を抑えた、のどごしの良い味とは…」。それから、試行錯誤が続き、2年の歳月が経ちました。
試作品が1000種類を超えた頃、研究室では『汗の飲料』と『柑橘系粉末ジュース』の試飲が行われていました。しかし、どちらもなんだかまずい…。その時、社長が「出来そこない同士、混ぜたら面白いのでは?」と混ぜて飲んでみるとこれがおいしい!研究員たちも次々と混ぜ出し「苦みが消えてる!」「柑橘系のおいしい苦みが汗の飲料の嫌な苦みを隠したのかな!」とみんな笑顔に。こうして偶然の発見から、『汗の飲料』の開発は大きく前進したのでした。
試作品が1000種類を超えた頃、研究室では『汗の飲料』と『柑橘系粉末ジュース』の試飲が行われていました。しかし、どちらもなんだかまずい…。その時、社長が「出来そこない同士、混ぜたら面白いのでは?」と混ぜて飲んでみるとこれがおいしい!研究員たちも次々と混ぜ出し「苦みが消えてる!」「柑橘系のおいしい苦みが汗の飲料の嫌な苦みを隠したのかな!」とみんな笑顔に。こうして偶然の発見から、『汗の飲料』の開発は大きく前進したのでした。
